カーネーション

カーネーションの鉢植えの寿命はどのくらい?育て方のポイントを紹介!

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フリルのような花びらがとってもかわいいカーネーション。

母の日の贈り物としてすごく人気がありますよね。

プレゼントされたカーネーションの鉢植えは、いつまでもきれいに飾っていたいもの。

でも、カーネーションの鉢植えの寿命ってどのくらいなんだろう・・・

きちんと育てられるかな・・・

なんだかすぐに枯れてだめになってしまいそうだと思いませんか?

カーネーションの鉢植えの寿命は、あなたのお手入れ次第で変わります。

今回は、カーネーションの鉢植えの寿命と、その育て方のポイントを紹介していきます。

そもそもカーネーションってどんな花?

カーネーション

カーネーションとは、毎年花を咲かせる多年草の植物で、ナデシコの仲間。

カーネーションの元となる種は、地中海沿岸が原産ですが、現在日本で広く親しまれているのは、多くの近縁種を掛け合わせて作られた交配種なんです。

年に1回、4月~6月頃に花が咲く「一季咲き」のものと、条件が良ければ1年に2回、4月~6月頃と9月~10月頃に花が咲く「四季咲き」のものがあります

近年では四季咲きのカーネーションが多いようです。

カーネーションが日本に入ってきたのは江戸時代の初期だとされていて、当時の貿易相手国であったオランダから持ち込まれたと考えられています。

カーネーションの鉢植えの寿命は?

カーネーション

カーネーションの鉢植えは、適切な手入れをすれば複数年に渡って花を咲かせます

そのため、一概にも寿命はこのくらい、とは言えないんです。

しかし、カーネーションは一般的に育てることがやや難しい植物だと言われています。

暑くても寒くてもだめ、湿度が高いのも苦手。

日本の気候では、冬を越えるのが難しいんです。

また、育てるのが難しいと言われているのは、気候のせいだけではありません。

他の花と同じような水やりをしていると、枯れてしまうこともあります。

それゆえに、カーネーションの鉢植えは本当は長く楽しめるにもかかわらず、なんだか寿命が短いイメージがあるんですよね。

カーネーションの鉢植えの育て方

カーネーション

育てるのがやや難しいと言われているカーネーションの鉢植えですが、水やりの方法や置き場所、肥料の与え方など、育て方のポイントをおさえることで、初心者でも育てることができますよ。

以下、カーネーションの鉢植えを育てるために大切なポイントを紹介します。

日が当たる、風通しの良い場所に置く

カーネーションは太陽が大好き。

カーネーションが最もよく育つ温度は、10℃~25℃だと言われています。

ベランダや、室内であれば日の当たる窓辺などに置きましょう

日照不足になると、つぼみが開かないまましぼんでしまうことも。

夏は暑くなり過ぎないように、直射日光が長時間当たる場所や、西日が直接当たる場所に置くのは避けてください。

冬は寒くなり過ぎないように、出来る限り室内に入れ、日の当たる場所に置きましょう。

また、カーネーションは湿度が高い場所が苦手なため、風通しの良い場所を好みます。

雨の日は軒下に入れたり、室内に入れたりして雨に濡れないように注意が必要です。

「水やり」はカーネーションの根元にする

カーネーションの鉢植えへの水やりは、土を触って表面が乾いていたら行います。

鉢の底から流れ出てくる程度、たっぷりあげましょう。

ポイントは、カーネーションの根元に直接水をかけて、花や葉に水がかからないようにすること

手で葉を優しくおさえながら水やりするといいですよ。

カーネーションの花やつぼみは水に弱く、水がかかると濡れた部分からカビが発生してしまい、灰色カビ病という病気の原因になってしまいます。

灰色カビ病とは、葉や花の一部が灰色に変わっていくもので、そのままにしておくと株全体を枯らしてしまいます。

湿気の多い季節に多い病気なので注意しましょう。

また、水やりをした後に受け皿に水が溜まった状態だと、蒸れて根詰まりを起こすことがあるので、溜まった水を捨てることを忘れずに

春と秋には「肥料を与える」

カーネーションが成長し、花を咲かせる春と秋には肥料を与えましょう。

化成肥料の置き肥であれば1か月に1回、液体肥料であれば1か月に3回程度与えます

成長の盛んな時期なので、少し多めに与えても大丈夫ですよ。

夏の暑い時期と冬の寒い時期は、成長速度が遅いため、肥料は不要。

「花がら摘み」をこまめに行う

咲き終わった花は、こまめに取り除きましょう

咲き終わった花をそのままにしていると、株全体に栄養が届かず、他のつぼみがしおれてしまいます。

変色してしまっている茎や葉も同じように取り除きます。

そうすることで、新しいつぼみが育ちやすくなるんです。

害虫はすぐに駆除する

カーネーションは害虫がつきやすい植物です。

特にアブラムシは、茎や葉の栄養を吸い取るため、カーネーションが枯れてしまう原因になります。

害虫を見つけたらすぐに園芸用の殺虫剤で駆除しましょう

害虫がついていないか、こまめにチェックすることが大切です。

まとめ

今回は、カーネーションの鉢植えの寿命と、育て方のポイントを紹介しました。

母の日を過ぎると、すぐに枯れてしまうイメージがありますが、それは手入れが十分に行き届いていないため。

正しい育て方を知って、こまめに手入れをすれば、また来年もきれいな花を咲かせてくれますよ。

日々の手入れを忘れず行うことが、カーネーションの鉢植えの寿命を延ばすコツですね。