こどもの日に食べる和菓子といえば、柏餅。
意外と簡単に作れるので、子供と一緒に作って食べるのもいいですよね。
柏餅を手作りするときに、葉っぱが余ってしまった、なんて経験はありませんか?
市販のものは量が多くて使いきれないですよね。
何かいい保存方法はないのかしら・・・
塩漬けにするのがいいって聞いたけど本当かな・・・
実は、柏餅の葉っぱの最もいい保存方法は、葉っぱの状態や保存期間によって違うんです。
今回は、柏餅の葉っぱの保存方法を紹介します。
柏餅の葉っぱ保存方法:加工された葉っぱは「冷蔵保存」がおすすめ
買ってきた柏餅の葉っぱが、すぐに料理に使えるように加工されている場合は冷蔵での保存がおすすめです。
柏餅の葉っぱを冷蔵保存する方法
- 葉っぱをラップで包む
- 空気が入らないようにビニールに入れて、ぴっちりと密閉する
冷蔵保存をすると、柏餅の葉っぱの日持ちは2~3か月になります。
近いうちに使い切る予定があれば、冷蔵庫で保存するのがいいですね。
葉っぱを使うときは、軽く水洗いをして、水気をよくふき取ってから使いましょう。
「冷凍保存」も可能
柏餅の葉っぱは、冷凍保存もできますが、あまりおすすめできません。
冷凍することでカシワ葉っぱの水分が抜けてしまい、パリパリに破けてしまうことがあるんです。
もしも冷凍保存をする場合は、ビニールに入れ、可能な限り空気を抜いて真空の状態にして保存しましょう。
1年程度保存ができるので、来年のこどもの日用に、ということも可能です。
柏餅の生のカシワの葉は「乾燥」か「塩漬け」が最適
カシワの木が庭に植えてあったり、ご近所からお裾分けしてもらったりして、生のカシワの葉っぱを使うこともありますよね。
生のカシワの葉っぱは扱いが難しく感じてしまいます。
そんなときは乾燥させる、または塩漬けにするのがおすすめです。
柏餅の葉っぱを乾燥させる
家で乾燥させるのは難しそう・・・
そんな風に思ってしまいがちですが、意外と簡単に乾燥できちゃいます。
柏餅の葉っぱの乾燥方法
- カシワの葉が茶色になるまで茹でる
- 茹で上がったカシワの葉の水分をしっかりとふき取る
- 葉をざるの上にのせて、干物を作る時のように乾燥させる(ザルがない場合は、カシワの葉の茎の部分に糸を通して、つるして干す)
- 乾燥ができたら、乾燥材と一緒にビニールに入れ、風通しの良い場所で保管する
乾燥させた葉っぱを使うときは、まず10分程度茹でて、水を2~3回取り替えながらさらします。
その後、水気をよくふき取ってください。
一度乾燥させてしまうと、カシワの葉っぱの色は茶色くなってしまうので、緑色のまま保存がしたいときは注意が必要です。
柏餅の葉っぱを塩漬けにする
もう1つおすすめなのは、葉っぱを塩漬けにする方法です。
塩漬けにすることで、きれいな緑色のまま保存することができますよ。
また、大量保存にも向いています。
柏餅の葉っぱの塩漬けの手順は、以下の通りです。
用意するもの
- カシワの葉
- 塩 柏の葉の重さの20%
- 白梅酢 50cc(なければ、50ccのお湯に10グラムの塩を溶かしたものでも代用可)
- 保存用の瓶など
手順
- カシワの葉を水で洗い、しっかりと水切りをする
- 保存容器に、あらかじめ用意した塩の3分の1の量を敷き、その上に葉を重ね合わせて並べる
- その上から残りの塩をかけ、白梅酢を注ぐ
- ラップなどで落し蓋をして、冷蔵庫で2~3日おく
落し蓋の上からおもりを置くとより良いですが、圧がかかりすぎると葉っぱが破れてしまうので注意が必要。
塩漬けにした葉っぱを使うときは、熱湯をサッとかけて塩抜きをしてから水気をふき取りましょう。
カシワの葉っぱを塩漬けにすると1年程度日持ちがします。
しかし、塩漬けにすることが発酵臭がしてしまうことがあります。
発酵臭が気になる場合は、焼酎をほんの少しだけ一緒に入れるといいですよ。
まとめ
どうしても余ってしまうことの多い柏餅の葉っぱ。
いろいろな保存方法があるので、葉っぱの状態や保存しておきたい期間に合わせて、保存方法を選ぶのがいいですね。
また、一度茶色くなってしまった葉っぱは元の緑色には戻らないので、緑色のままの保存には塩漬けがベスト。
カシワの葉っぱは香りがとってもいいので、柏餅の美味しさを引き出すのに欠かせません。
適切に保存して、柏餅を長く楽しみましょう!