こどもの日には鯉のぼりを飾りますよね。
毎年、子供たちの成長を願って空を泳がせていた鯉のぼり。
でも子供も成長して大きくなったし、もう飾らないけど捨て方がわからない・・・
鯉のぼりは供養するべき?
そうやって処分方法が分からず、自宅にしまってある鯉のぼりはありませんか?
鯉のぼりは自宅でも処分できますが、他にも処分できる4つの方法をご紹介します。
自宅で供養し可燃ごみとして処分できる
鯉のぼりは、可燃ごみとして処分することができます。
雛人形には子供たちの厄を身代わりするという役割がありますが、鯉のぼりにはそのような役割はないのです。
人形などとは違い、魂が宿るようなことはないので、特別な供養は不要。
それでもやっぱり縁起物。
他のごみと一緒に捨ててしまうのはなんだか気が引けますよね。
そんな時は、自宅で供養するのがおすすめです。
自宅での供養方法は以下の通りです。
- 不要になった鯉のぼりをきれいな布で拭き、汚れを落とす
- 大きめの白い紙や包装紙、和紙などの上にのせる
- 塩を振ってお清めをする
- 手を合わせて「今までありがとうございました」と感謝の気持ちを伝える
- 下に敷いている白い紙で鯉のぼりを包む
このようにして、鯉のぼり本体は可燃ごみとして処分できます。
ポールや金具などは、自治体によって処分方法が異なるので、分別のルールを確認してから正しく処分しましょう。
寺や神社で供養する
鯉のぼりは必ずしも特別な供養が必要ではありません。
それでも、自宅での処分にためらってしまう場合は、寺社で供養してもらう方法もあります。
鯉のぼりは、人形供養をしている寺社で供養してもらえます。
しかし、鯉のぼりの供養に特化したものではありません。
また、人形の供養に関しても、いつでもやってもらえるわけではありません。
人形の供養はしても鯉のぼりの供養は受け付けていない、という寺社も少なくはないので、事前に確認してみましょう。
鯉のぼりの供養は、一般的に3,000~5,000円が必要になります。
鯉のぼりのサイズが大きかったり、量が多かったりすると、供養にかかる費用が高くなることがあります。
鯉のぼりを寄付する
鯉のぼりはまだきれいな状態だけど、もう家では飾らない・・・
このまま捨てるのはなんだかもったいない・・・
そういう時は、鯉のぼりを寄付するという選択肢もあります。
こどもの日が近づくと、河原などで鯉のぼりを見かけることがありませんか?
地元の保育園や小学校、イベントを行っている施設などでは、鯉のぼりの寄付を募集している場合があります。
役所や自治体のホームページで、寄付の依頼がされていることもあります。
鯉のぼりって高価なものだし、寄付するのは意外と喜ばれるんですよ。
また、家に飾っているよりもたくさんの子供たちに見てもらえるため、自分の寄付した鯉のぼりの活躍に、なんだか嬉しくなっちゃいます。
インターネットで鯉のぼりの募集を探すときは、募集の掲載日時をしっかり確認してくださいね。
鯉のぼりを売ることはできる?
鯉のぼりを売るという方法もあります。
少し手間はかかりますが、不用品の買い取り業者に買い取ってもらう方法と、フリマアプリに出品する方法があります。
高く売れる鯉のぼりの特徴は、もともとの質が良いもの、かなり状態がきれいなものです。
一定数の需要はありますが、高値で取引されることは少ない。
「捨てるのであれば、誰かに使ってもらおうかな」くらいの気持ちで売るのがいいかもしれませんね。
「鯉のぼりの捨て方」まとめ
今回は、鯉のぼりの正しい処分方法について紹介しました。
- 自宅で供養し、可燃ごみとして処分する
- 寺社で供養をお願いする
- 必要なところに寄付をする
- 中古品として売る
鯉のぼりのような縁起物は処分方法が分からず、捨て方に迷ってしまうものです。
正しい捨て方を理解して、手放すときも、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
毎年、子供たちの成長を一緒に見守ってきてくれた鯉のぼり。
まだ状態のきれいなものであれば、寄付をして鯉のぼりの第二の人生、というのもいいのかもしれませんね。