マレーシア

マレーシアの食文化と特徴!住んで分かったグルメ天国のリアルを暴露!

マレーシア

東南アジアにあるマレーシアという国は、多種多様の人種・宗教・文化が入り混じるとてもユニークな国です。

服装はもちろん、生活スタイルや食文化はそれぞれ全く異なります。

こんなにも色々な文化が入り混じっているのに関わらず、国民同士での争い事はなくとても平和な国です。

文化自体がとても魅力的な国ではありますが、食文化はより興味深いものばかり!

日本人の口にも合う多種多様なマレーシアの食文化をご紹介していきます。

マレーシアの食文化と特徴

マレーシア料理

マレーシアは移民がたくさんいる国で、基本はマレー系・中華系・インド系の3種類の人種と文化があります。

またポルトガル・オランダ・日本・イギリスから植民地化されていた歴史や背景も相俟って、色々な文化が混在しています。

そのため、一言でマレーシア料理といってもそのバラエティはとても豊富でさまざま!

基本的にはアジア圏の国なので主食はお米ですが、麺の種類も非常に豊富と言えます。

ソース類はカレー風味の物が多く好まれ、薬味や辛味の効いた食事が多いです。

また甘いものも大好きな国民性で、コーヒーやジュースはリクエストしないともれなく砂糖が入ってきてしまいます。

またマレーシア料理の面白いところは、同じ料理でも地域によって全く異なった特徴があるところです。

マレーシアに行く際は、違った地域に訪れ色々な特徴を見てみるのも楽しいかもしれません。

マレーシアの食文化の代表格を種類別にピックアップ

マレーシア料理

一つの国で多種多様な料理を楽しめる国なんてそうそうありません。

マレーシアの特徴的な料理の種類や欠かすことのできない代表的な料理をご紹介していきます。

マレーシアの食文化:マレー系の特徴

国の約60%を占める人種マレー人の味は、濃厚な上に少しスパイスの効いた日本ではあまり食べることのない味を好む傾向があります。

生野菜を食べない風習がある為、炭水化物から肉類・野菜に至るまで基本油で炒めることが多いです。

ココナッツミルクをふんだんに使った料理が主流で、宗教上の理由で豚を食べることができない彼らにとって、鶏肉料理や牛肉料理のバリエーションはとても豊かです。

(1) Nasi Lemak(ナシ レマッ)

マレーシアの朝食として、そして国民食として親しまれているナシレマッ

ココナッツミルクで炊き上げた風味豊かなご飯と辛味と旨味のアクセントのサンバル、食感を楽しむピーナッツや揚げた小魚、口の中をリフレッシュしてくれるキュウリなど、一皿で色々な味や食感を楽しむことができます。

お好みでフライドチキン、または煮込みチキンなどを添えて全てを混ぜて食べるとより美味しくなります。

ナシレマッの美味しさのポイントは、サンバルにあります!

サンバルは、辛いだけでなくニンニクや玉ねぎなどで旨味成分をたっぷり出しているため、ご飯と混ぜて食べると最高に美味しくなります。

(2) Laksa(ラクサ)

 

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ラクサは、マレーシアのスープヌードルです。

スープはエビのペースト・唐辛子・ココナッツミルクをベースに作られるものが多いですが、地域によってはカレー風味のものや魚介の旨味と酸味を融合させたものなど、種類は様々です。

麺も地域によって何を使うかは異なり、卵麺を使うところもあれば、米粉で作られたビーフンを使うところもあります。

マレーシアに来た際は、それぞれの地域のラクサを食べ比べてみるのも良いでしょう。

(3) Satay(サテー)

 

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サテーは、マレーシアの屋台飯の定番として大人気で日本でいう串焼きのようなものです。

チキン・牛肉・ラム肉などを炭火で焼き、甘めのピーナッツソースと添え物のキュウリ・玉ねぎ、そして椰子の葉で巻かれた餅米Ketupat(クトゥパッ)と共に食べます。

マレーシアの食文化:中華系の特徴

日本人が大好きな中華料理!マレーシアでは、本格的な中華料理を楽しむことができます。

中華料理には広東料理・客家料理など種類は様々で、味付けなどは全く異なります。

マレー料理に比べ、こってりした味付けのものは少なく、老若男女に根強い人気です。

また、マレーシアはムスリムが半数以上を占めている国ではありますが、中華料理店では豚肉を使ったり、お酒を提供しているところも多くあり、日本人にとってはありがたいポイントになります。

(1) 肉骨茶(バクテー)

 

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肉骨茶(バクテー)はマレーシアの中華人が発祥の豚肉スープ料理です。

シナモン・クローブ・スターアニスなどのスパイスの効いたスープは、少しクセはあるもののやみつきになる味です!

油条という中国式の揚げパンをスープに浸しながら食べ、主食としてはもちろん、ヘルシーな薬膳料理としても親しまれています。

豚肉が食べられないムスリムのマレー系には、鶏肉を使用した肉骨茶(バクテー)が存在します。

(2) Char Kway Teow(チャークイティオ)

平べったくもちもちした麺とたっぷりの野菜・えび、そして濃いめのソースで炒められた日本でいう焼きそばのような物です。

日本人の口にも合う味付けなので、マレーシアに住む日本人はみんな好んで頼みます。

最近ではムスリム仕様のものもありますが、基本的には豚のラードをカリカリに揚げたものをアクセントとしてトッピングするのが伝統的な方法です。

(3) Chicken Rice(チキンライス)

 

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日本でも最近、チキンライス専門店ができるほど国外問わず人気のチキンライス!

チキンスープで炊かれたご飯は風味が豊かで、それだけでも十分美味しいです。

たっぷりの生姜の効いた味は食欲をそそり、一週間に何度食べても飽きない味付けです。

鶏肉は、蒸したタイプかローストしたタイプか選べるところが多いです。

マレーシアの食文化:インド系の特徴

インド料理の特徴といえば、スパイス!色々なスパイスの組み合わせによって同じカレーでも全く違った風味になるので、飽きずに食べれます。

本場さながらのインド料理は辛めの味付けなので、日本人の口には少し辛すぎるかもしれませんが、辛さ控えめをリクエストすることができるレストランも多くあるので、店員さんに聞いてみてください。

(1) Roti Canai(ロティ チャナイ)

 

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ロティ チャナイは、小麦粉・水・ギー主に使用し、薄ーく薄ーく伸ばして、それを重ねた後、焼き目が付くまで焼いた平たいパンのことを指します。

もっちりした食感と表面のパリッと感や甘みのある生地がクセになり、カレーソースなどに付けて食べると、病みつきになります。

あまりに美味しすぎて、何枚も何枚も食べてしまいがちですが、結構カロリーが高いので食べ過ぎには要注意!

(2) Biryani(ビリヤニ)

 

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日本でいう炊き込ご飯のようなビリヤニは、香り米のバスマティライスを使用したっぷりのスパイスとハーブ、チキンまたはラム肉などを一緒に炊き込み香り高く仕上げます。

そのままでも十分美味しいのですが、付け添えのライタと呼ばれるヨーグルトで口の中をリフレッシュさせながら食べるのもおすすめです。

(3) Banana Leaf(バナナ リーフ)

 

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お皿の代わりにバナナリーフを敷いて、その上でご飯・カレー・付け合わせを混ぜながら食べるスタイルです。

カレーはチキンカレーや野菜カレー、フィッシュカレーにマトンカレーなど多くの種類をちょっとずつかけ自分なりの組み合わせをすることができます。

バナナリーフで欠かせないものに、パパドと呼ばれる日本でいう軽いお煎餅のようなものがあります。

これを砕いて混ぜ、違った食感を楽しんでみてください!

※衛生面などが気になる方は、普通のお皿をリクエストすることができます。

マレーシアの食文化:ニョニャ系の特徴

聞き馴染みのない方も多いかもしれませんが、ニョニャとはマレーシアの都市マラッカを中心に発展していった文化です。

中華系とマレー系が融合したニョニャは、中華料理の材料をベースにマレー料理の特徴であるココナッツやサンバルといった辛味成分が組み合わさった独特な食文化を楽しむことができます。

(1) Popiah(ポピア)

 

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ポピアは、切り干し大根をベースとし、そこにキュウリ・卵・もやしなどのたっぷりの野菜が包まれた、ニョニャ料理の前菜として定番のクレープのような料理です。

野菜を中心に作られているため、とてもヘルシーな料理で女性に大人気!

お店によっては、揚げたタイプのポピアを楽しめるところや、中のソースや野菜にこだわっているところもあるので、色々試してみてください。

(2) Otak Otak(オタ オタ)

魚の切り身にココナッツミルクと玉ねぎ・唐辛子・ニンニクのようなスパイスを練り込んで、ココナッツの葉で蒸し焼きにするマラッカの郷土料理です。

鯖の切り身を使ったものが伝統的かつ主流でしたが、最近ではカニやエビなどより風味を出すものも使われるようになりました。

日本のかまぼこやはんぺんにスパイスが効いたものとイメージして貰えば、抵抗なく食べれます!

(3) Pie Tee(パイ ティー)

 

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パイティーはニョニャ料理の前菜として欠かせない一品です。

米粉で作られたパリパリのパイに、切り干し大根のようなものと、錦糸卵やパクチーなどがトッピングされたフィンガーフードのようなものです。

口当たりが軽いので、パクパクと何個も食べれてしまいます。

マレーシアの代表的な果物

南国フルーツ

マレーシアには、温暖な気候に適して育つ多くのトロピカルフルーツが存在するフルーツ大国!

代表的なもので、ドリアンやバナナ・スイカ・マンゴー・パパイヤ・ライチ・ドラゴンフルーツなどがあります。

このように日本でも手に入るものや聞き馴染みのあるものも多いですが、ランブータン・ロンガン・ジャックフルーツなどの初めて聞く名前のフルーツも多いです。

マレーシアの代表的な果物とその特徴、また食べるベストな時期をご紹介します。

ドリアン

ドリアン
時期12月〜1月、5月〜8月
味・特徴「果物の王様」と呼ばれ、強烈な臭いで有名ですが、とても高級な果物でマレーシア人にとってなくてはならない果物です。

時期が来ると、ドリアン食べ放題があるほどの人気です。

カスタードクリームのようなこってりとした食感と濃厚な甘さが病みつきになります。

人生で一度は試してみる価値ありです!

栄養価体の機能を維持する助けがあるマグネシウム・リン・銅や、血液循環を良くし貧血予防にもなる葉酸やナイアシン、エネルギーの要となるビタミンB1など、栄養素はとても高いです。

マンゴー

マンゴー
時期5月、10月
味・特徴マンゴーは、調理用に使われるグリーンマンゴーと、デザートとして食べるイエローマンゴーの大きく分けて2種類があります。

食感は柔らかく、しつこすぎないちょうど良い甘さで老若男女に親しまれています。

栄養価βカロテンやビタミンC・ビタミンA・ビタミンEなど肌の再生や美肌効果に効果的な栄養価が多く含まれています。

ジャックフルーツ

ジャックフルーツ
時期1〜2月、5〜9月
味・特徴ドリアン同様、強烈な臭いが特徴的で、世界一大きいフルーツとしてギネスブックに登録されています。

パイナップルのようなサクサクとした食感で、味は濃厚!

あまりに大きいサイズなので、スーパーなのでは中身がパックに小分けされた状態で売られていることがほとんどです。

栄養価バナナの1.2倍近くのカリウムやマグネシウム・βカロテン・ビタミンC・食物繊維など、健康のみならず美容にも効果大な栄養素でいっぱいです。

ランブータン

ランブータン
時期1〜2月、7月
味・特徴赤い見た目と毛がたくさん生えていて、なかなかのインパクトがあるランブータンですが、マレーシアでは多くの人に好んで食べられています。

味や食感はライチにそっくりで、ジューシーだけどさっぱりとした風味で、パクパク何個も食べれてしまいます。

栄養価効率よくエネルギーに変換する糖類や、ダイエット効果のある食物繊維が豊富です。

また、ランブータンの皮には血液循環を良くしてくれる効果があると信じられ、皮のエキスを使った薄毛治療もあるそうです。

マンゴスチン

マンゴスチン
時期1月、7月〜8月
味・特徴とにかく甘みが強く、みずみずしくて誰もが大好きな果物です。

赤い皮の色素はかなりしつこく、服に付くと取れないので注意してください。

栄養価悪玉コレステロールを減らす効力があるパントテン酸や、筋肉を作るのに欠かせないカリウム、またビタミンB1やB2などビタミンもたっぷりです。

サラク

サラク
時期11月〜2月
味・特徴まるでヘビの皮のような殻が特徴で、別名「スネークフルーツ」とも呼ばれています。

このような見た目のため、皮が剥きにくそうなイメージがありますが、実際はとても薄い皮なので簡単に剥くことができます。

中身は乳白色で、サクサク・シャリシャリといった食感が特徴的です。

味は、甘みと酸味がちょうど良いバランスで、日本ではビワやりんごといった果物と近い味がします。

栄養価ビタミンCやカルシウム、鉄分、リンなど体に欠かせない栄養が豊富です。

ドラゴンフルーツ

ドラゴンフルーツ
時期6月〜9月
味・特徴みずみずしく、さっぱりとした風味で栄養価も高いドラゴンフルーツ。

ドラゴンフルーツには赤身のものと白身のものがあり、見分け方は、形が若干細長いものが白身で丸みのあるものが赤身です。

白身の方はサラダに使われるなど、あまり甘みがなくさっぱりとした味で、赤みの方は甘みが強くデザート用として好まれています。

栄養価美肌効果のビタミンCをはじめ、糖質・脂質の代謝を上げてくれるビタミンB郡がたっぷりです。

また便通を良くしてくれる効果もあるため、便秘気味な人にはおすすめのフルーツです。

まとめ

今日は中華料理、明日はマレー料理と毎日違った国の食べ物を食べれる魅力があるマレーシア。

マレーシアに行けば食べ物に困ることはありません!

南国の雰囲気と食文化を思う存分楽しめるマレーシアはまさに食の天国です。