夏のフルーツ、プラム。
甘さと酸味のバランスが何とも言えない、とっても美味しいフルーツですよね。
でも実際に買って帰ってみてから、食べ方に困ったことはありませんか?
薄い皮がついているけど食べられるのかな・・・
皮を剥くとすればどうやって剥くんだろう・・・
そんな疑問を解決するために、今回はプラムの皮は食べられる?について解説します。
また、正しい皮の剥き方や食べ過ぎるとどうなるのか、についても紹介します。
プラムは皮ごと食べられる
結論から言うと、プラムは皮ごと食べることができます。
プラムはとっても薄い皮に包まれていて、りんごのように丸かじりすることもできます。
しかも、この皮の部分に多くの栄養素が含まれているんですよ。
プラムの赤い皮には「アントシアニン」というポリフェノールの一種が豊富に含まれています。
アントシアニンはブルーベリーにも多く含まれていますが、主な効能は眼精疲労の改善です。
眼精疲労の改善や予防、視力の回復など、目にとって良い効能がたくさんあります。
日頃から仕事でパソコンとにらめっこしている、なんて方にはおすすめの果物。
また、プラムの皮には食物繊維もたっぷり含まれています。
便秘の解消や、肌荒れ予防にも効果があるので、女性には嬉しいですね。
これだけ良い栄養素が含まれていると、皮を捨ててしまうのはもったいないのです。
残留農薬は大丈夫?
プラムを皮ごと食べるとなると、気になるのが皮に残っている農薬。
しかし、農作物の表面に残っている農薬は、水でほとんど洗い流すことができます。
プラムを水で30秒程度洗ってから食べるようにしましょう。
農薬が心配、という声が多いため、日本で作られているプラムには農薬が使われていないことが多いんです。
プラムの皮についている白い粉の正体
プラムの皮の表面に、白い粉がついているのをよく見かけますよね。
これが農薬と間違われやすいのですが、これはブルーム、または果粉と呼ばれるものです。
このブルームは、雨などの水分をはじいて果実を病気から守ったり、果実の乾燥を防いでくれたりする働きがあります。
ブルームは、果実自体が自分の身を守るために出しているものなので、食べても問題のない無害なものです。
むしろ、このブルームがついていることは新鮮であることの象徴だとも言えますよ。
プラムの皮の剥き方を紹介!
プラムの皮には栄養がたっぷり含まれていることは分かったけれど、やっぱり酸味がきつくて食べづらいことも。
また、あの独特のもさもさとした食感が口の中に残ってしまうこともありますよね。
そんな時にはプラムの皮を剥いて食べましょう。
プラムの皮の剥き方は、次の通りです。
- プラムのへたに合わせて真ん中に切り込みを入れる
- 包丁が種に当たるので、種の周りを滑らせるように一周する
- 両手でプラムを持って切込みに合わせてねじると半分に分かれる
- 種を除いて、半月切りにする
- 皮と実の間に包丁を入れて、包丁を滑らせるようにして剥く
包丁は、小さめの果物包丁を使うとやりやすいですよ。
また、柔らかく熟しているプラムは、皮を指でつまむだけで剥けることもあります。
プラムの食べ過ぎには要注意
栄養たっぷり、サイズもちょうど食べやすいので、パクパクと食べてしまいがちですが、食べ過ぎには注意が必要です。
プラムに含まれる「ソルビトール」という糖質が問題。
このソルビトールは、体内で非常に吸収されにくい、という性質を持っています。
そのため、食べ過ぎると大腸で大量の水分を必要とし、便を柔らかくして量を増やすので、下痢になってしまいます。
ソルビトールの作用は非常にゆっくりではありますが、食べ過ぎるとよくありません。
プラムは1日1~2個を目安にしておくのがいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はプラムの皮は食べれるのか、について紹介しました。
プラムの皮には様々な栄養が含まれています。
食べれるのか心配になる皮についている白い粉も、新鮮なことの証です。
少し酸味がありますが、皮ごと食べてプラムの良いところを全部味わいたいですよね。
また、皮を剥く場合も正しい剥き方を知っていることで、実を余すことなく食べることができますよ。
今年の夏はお家でプラムを味わってみてはどうですか?