プラムとすももみなさんはこの二つの違いって何かご存じでしょうか?
言われてみると、よくわからないと思ったのではないでしょうか。
今回はプラムとすももの違いは何か、旬の時期や産地など、詳しく迫っていきます。
プラムとすももの違いとは?
実は、プラムとすももは同じフルーツなのです!
使い分けとして、プラムは総称になります。
その中で日本すもも(Japanese plum)と西洋すもも(Domestica plum)に分けられます。
日本すももは、主に生食用に使われ、旬の時期にスーパーで販売されています。
西洋すももは、生食用にも使われますが、私たちが良く目にするものはドライフルーツや、ジャムに加工されたもの。
この西洋すもも、英語名は先ほどご紹介したDomestica plumですが、あまり知らない名前ですよね。
実は西洋すももとはフランス語でプルーンと言うのです。
プルーンと言われたらわかる方も多いはず。
つまり、私たちが知っているすももやプルーンはすべて総称としてはプラムなのです。
ただし、スモモとカタカナで表記される場合には学術的な意味合いがあります。
すももとひらがなで表記される場合はニホンスモモのことや、プラムの和名を指します。
実はすももとは、ももと比べて酸味が強いことからすももという名前になったという由来があります。
プラムの旬や産地は?
プラムとすももが同じフルーツを意味することがわかりました。
ここからはプラムの旬や産地なども合わせて説明していきます。
プラムの旬っていつ?
プラムには品種がいくつかありますが主なものは次の4つです。
- 早生種の大石早生(オオイシワセ)
- 果皮の色は緑色で果肉が赤いソルダム
- 皮が真紅な太陽(タイヨウ)
- きれいな球体をしており、果重が200g前後と大きい貴陽(キヨウ)
- 日本すももとアメリカすももを交雑して育成した、日本で4番目に多く生産されているサンタローザ
ハウス内で作られたすももは5月中旬頃から出回り始めます。
収穫は6月中旬頃に大石早生から始まります。
日本でもっとも栽培されているプラムが、この大石早生なのです!
そしてソルダム、次に貴陽、7月下旬頃から太陽へと続きます。
そのため、最も多くの種類のプラムが出ているのは7月ごろになります。
プラムの産地はどこ?
プラムの日本国内での主な産地は、山梨県、和歌山県、長野県です。
中でも生産量1位は国内生産量のおよそ3分の1を占めている山梨県です。
プラム狩りができる施設もあるので是非お出かけ先にいかがでしょうか。
プラムを使って果実酒を作ってみよう!
そのまま食べてもジャムやコンポートに加工しても美味しいプラム。
実はプラムを使って果実酒が作れるのです。
先ほど紹介しましたがプラムにはいくつか種類がありましたね。
プラム酒にはソルダムなど、酸味の強いものがおすすめです。
プラムの香りと甘み、酸味を楽しめるお酒になりますよ。
プラム酒の作り方を紹介します。
材料
プラム 1キログラム
氷砂糖 (はちみつなら1カップ、果糖なら1割減) 200グラム
ホワイトリカー 1.8リットル
- 密閉びんは熱湯で洗い、乾燥させます。
- プラムはよく水洗いし、一粒ずつ水気を拭きとっておきます。
- 密閉びんに、ホワイトリカー、糖類を入れ、プラムを丸のまま漬け込みます。
- 約1ヵ月で飲めるようになります。
熟成には3ヵ月が必要!実は1年後にとりだしてくださいね。
アレンジとしてホワイトリカーをブランデーに変えても、とても美味しいです。
糖類や酒類を変えてあなた好みのプラム酒を漬けてみましょう。
飲み方はロックでも!
炭酸割りの場合はプラム酒:炭酸=1:1の割合がおすすめです。
寒い時期にはお湯割りにしても温まりますね。
取り出したプラムの実は食べられる?
取り出したプラムの実はアルコールをかなり含んでいるので、そのまま食べるのは厳しいかもしれません。
ですが火を通すことでアルコールが飛び、美味しく食べることができるように。
ジャムやパウンドケーキの具材に使うことをおすすめします。
パウンドケーキを作るとき、取り出したプラムを刻んで生地に混ぜこんでみてください。
ふわっと香りがつき、大人向けのパウンドケーキが出来上がります。
まとめ
プラムとすももは同じフルーツを指していることがわかりましたね。
プラムは総称であり、その中で日本すももと西洋すももに分けられます。
日本すももは主にスーパーで生食用として販売されています。
西洋すももは主にドライフルーツやジャムに加工されたものが多く販売されています。
この西洋すもも、この名前ではいまいちピンときませんね。
ですがフランス語で言うとプルーンとなり、身近なフルーツであることがわかります。
旬の時期は6~7月頃です。
是非、国内生産量のおよそ3分の1を占めている山梨県でプラム狩りをしてみてはいかがでしょうか?