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タケノコを食べ過ぎるとどうなるの?おすすめの食べ合わせを紹介!

タケノコ

あなたはタケノコが好きですか?

煮ものや炊き込みご飯、さっと焼くだけでも、とっても美味しいですよね。

タケノコの旬は3~4月頃です。旬のタケノコは絶品。

でも、美味しいからと言って食べ過ぎると、体調不良の原因になってしまうことがあるんです。

タケノコを食べ過ぎるとどうなるの?どのくらい食べられるの?

そう思いますよね。

今回はタケノコを食べ過ぎるとどうなるのか、について解説します。

また、適切な量やおすすめの食べ合わせ、注意すべき食べ合わせについても紹介します。

タケノコを食べ過ぎるとどうなるの?

タケノコ

タケノコには食物繊維やビタミン類、チロシンやカリウムなど、様々な栄養素が含まれています。

しかし、食べ過ぎてしまうと様々な不調を起こす原因にもなってまうんです。

下痢や腹痛、便秘

タケノコには食物繊維が豊富に含まれています。

食物繊維には腸の働きを活発にする作用があります。

食物繊維を取りすぎることによって、腸の働きが活発になりすぎると、十分に水分を吸収することができないまま柔らかい便となってしまい、下痢や腹痛を起こしてしまいます

その反対に、タケノコを食べ過ぎると便秘の原因にもなります

下痢にも便秘にもなる、というのはなんだか不思議ですよね。

タケノコに含まれている食物繊維は、不溶性食物繊維という種類のもの。

不溶性食物繊維には、腸の働きを活発にする作用のほかに、腸の水分を多く吸収して便の量を増やす作用もあります。

この不溶性食物繊維を含むタケノコを食べ過ぎてしまうと、水分を吸収しすぎて便が硬くなってしまうことがあるんです。

ニキビや吹き出物、肌荒れ

タケノコには灰汁がありますよね。

この灰汁を摂取しすぎると肌荒れの原因になってしまいます。

灰汁は本来必要のないもの。

不必要な灰汁は、毛穴から体外に排出されるため、毛穴が詰まり、ニキビや吹き出物ができてしまいます

また、新陳代謝を促す作用のあるチロシンは、取りすぎてしまうとメラニン色素を多く作る作用もあります。

そのため、シミやそばかすが濃くなってしまうことも。

アレルギー反応

灰汁と同じく、タケノコにはアセチルコリンという成分が含まれています。

このアセチルコリンは「仮性アレルゲン」という症状を引き起こしやすいんです。

仮性アレルゲンの症状には主に、喉のイガイガ、皮膚の腫れやかゆみなどがあります。

重症化してしまうと、気管支喘息を引き起こしてしまうことも。

このアセチルコリンは、十分に加熱することと、しっかりと灰汁抜きすることで取り除くことができます

タケノコは1日おおよそ200グラムまで

タケノコ

食物繊維の量から考えると、タケノコの摂取目安量はは1日200グラム程度です。

中くらいのサイズのもの1本を目安にしましょう。

子供は大人よりも消化に時間がかかるため、100グラム程度にしておくのがいいでしょう。

タケノコは、しっかりと灰汁抜きをすることで肌荒れやアレルギー反応を防ぐことができます。

簡単な灰汁抜き方法を紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

用意するもの

  • タケノコ 中くらいのもの1本
  • 大根おろしのしぼり汁 200ml
  • 水 200ml
  • 塩 4グラム

手順

  1. タケノコの皮をむき、可食部を切る(小さく切りすぎると水っぽくなるため大きめに切る)
  2. 大根おろしのしぼり汁と水、塩をボウルに入れる
  3. ➁の中に切ったタケノコを入れ、1~2時間おく

タケノコの食べ合わせに注意!

タケノコ

なんだかタケノコを食べるのが嫌になってきた・・・

そう思ってしまいますよね。

でも、タケノコには体に良い効能もたくさんあります。

そんな効能を引き出すおすすめの食べ合わせと、注意すべき食べ合わせについて紹介しましょう。

タケノコにおすすめの食べ合わせ

ご飯

タケノコに含まれているチロシンは、脳の働きを活性化させ、やる気アップにつながります。

このチロシンは、ご飯に含まれる糖分と一緒に取ることで効果を高めることができるんです。

炊き込みご飯にして食べるのがおすすめです。

  • アスパラ

アスパラとタケノコにはカリウムがたっぷり含まれています。

カリウムにはむくみ解消の効果が。女性には嬉しいですね。

また、アスパラに含まれるアスパラギン酸には、謝を高めてくれたり、疲れを取ってくれる効果もあるんです。

  • ワカメ

水溶性の食物繊維を多く含むワカメは、タケノコとの相性がいいんです。

ワカメに含まれるヨウ素が、タケノコに含まれるチロシンと一緒に甲状腺ホルモンの分泌を促進し、心身のバランスを安定させる効果があります。

タケノコとは注意が必要な食べ合わせ

  • 豆腐

豆腐との食べ合わせは注意が必要

豆腐には硫酸カルシウムという成分が含まれています。

この硫酸カルシウムが、タケノコの灰汁に含まれているシュウ酸と結びつくと、結石の元となってしまいます

このシュウ酸も、灰汁抜きによって取り除くことができます。

まとめ

今回は、タケノコを食べ過ぎるとどうなるのか、について解説しました。

美味しいからと言って食べ過ぎると、胃腸に負担がかかったり、肌が荒れてしまったり、いろいろな不調が出てしまいます。

体のためにも、適切な量を食べるようにしましょう。

しかし、タケノコは栄養豊富な食べ物でもあります。

食べ合わせを考えることで、効率よく栄養をとれるとなお良いですよね。

食べ過ぎるとどうなるのか正しく理解して、美味しくタケノコを食べましょう。